【変わらない絆と、変わっていく私たち】歩き出した第二の人生

・思ったこと

今日は、少しだけ日常を離れた時間を過ごしてきました。

友人とランチをし、そのままぶらぶらと買い物。

まるで高校時代に戻ったような気分でした。

あの頃は、深く考えず毎日を楽しみ、「早く大人になりたい」「家を出たい」なんて、今思えば無邪気で愛おしい悩みばかりでした。

ふと、友人と学校を抜け出してランチや買い物に出かけた日のことを思い出しました。

有名店でもない、古びた食堂で食べたランチが、なぜかとても美味しく感じられた記憶。

真面目な彼女が一緒に学校を抜け出してくれたことが意外で、でもとても嬉しかった。

あのときの楽しさは、今も心に残っています。

そんな彼女は16年前、結婚して海外へ旅立ちました。

新しい人生の始まりを祝福する気持ちと、長年そばにいた彼女がいなくなる寂しさ。

心にぽっかり穴が空いたような感覚を、今でも覚えています。

私が結婚し、妊娠し、離婚し、出産したときも、彼女はいつもそばにいて支えてくれました。

だからこそ、彼女が遠い国へ行ってしまったときは、大きな喪失感を感じました。

その彼女が今回、離婚を決意して一時帰国することに。

気づけば、彼女とはもう29年の付き合いです。時の流れの早さに驚きます。

海外で暮らすようになっても、数年に一度の帰国のたびに連絡をくれ、久しぶりに会えば焼き肉を囲んで語り合う。

変わらない関係に、いつも安心させられました。

【梅雨入り前にふと思う】友人との会話で見つめ直す私のこれから。』でも少し触れましたが、彼女は才色兼備で、本来なら何も心配のいらない人。

それでも、長く実務から離れていたことへの不安は隠せないようで、会話の端々に揺れる気持ちがにじんでいました。

不安を抱えるのは、当然のことだと思います。

実務の現場にいる私でさえ、毎日どこかに不安を感じながら生きています。

怪我や事故、病気で突然動けなくなったら……と考え始めたら、きりがありません。

昨年、がんが発見されたときには、まさに絶望を抱きました。

けれど、ステージ0で見つかったこと、手術はきつかったけれど、今は元気で過ごせていることに感謝しています。

考え方も大きく変わりました。

いつか「あれはこのための伏線だったんだ」と、笑って“伏線回収”と言えるような日が来たらいいなと思っています。

死ぬまで生きている人生なら、せめて愉快に生きたい。

今は、そう思えるようになりました。

悩みや不安の内容は違っていても、それは誰にでもあるもの。

改めて、そう実感しました。

悩んでばかりいても前には進めません。

だからこそ、進み続けることが大切だと思います。

あの頃、私を支えてくれた彼女。

今度は、私が彼女の力になれたら――そんな思いでいっぱいです。

そして、これからも一緒に笑い合える日々が続くことを、心から願っています。

お読みいただき、ありがとうございました。

このブログでは、40代からの心と体、気持ちの変化、日常の出来事、そして趣味について綴っています。

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