羽田空港の駐車場、予約が全然取れないそうです。

ニュースで見て、「そりゃ困るだろうな」と思いました。
理由は、代行業者が予約枠をたくさん押さえてしまって、本当に使いたい人が予約できないからだそう。
1,000円で取れるはずの予約が、気づけば1万8,000円とか、3万3,000円で売られていると聞いて、さすがにびっくりしました。
駐車場にそんなに払えない!!
「転売」と「せどり」の違いって?
「転売」って聞くとなんだか全部悪く見えますが、実は似たようなことで「せどり」っていう仕事もあります。
安く仕入れた物を、欲しい人にちゃんと届けて、みんなが得するようなやり方。それはそれで立派な仕事です。
“売る人・買う人・世の中”の三方にとって良いことだから、「三方よし」なんて言われたりもします。
せどり→商品を安く仕入れて、適正な価格や相場より少し安い価格で販売し、差額で利益を得るビジネスや行為を指します。
- 目的:商品を安く仕入れて、必要とする人に適正な価格で販売し、売り手・買い手・社会がそれぞれ利益を得る“三方よし”の取引を目指すビジネスです。
- 手法:主に中古品や在庫品などを市場や店舗で仕入れ、ネットショップやフリマアプリなどで販売します。
- 社会的評価:適正な流通や価値提供を通じて、売り手・買い手・社会全体にメリットがあるため、一般的には正当な商取引と見なされます。
でも今回のは、まったく違う気がします。
転売屋(転売ヤー)→本来安価で利用できる商品やサービスを買い占めて高額転売する典型。
- 社会的評価:本当に必要な人の利用機会を奪い、不公平感や不満を生むため、社会的に問題視されやすい行為です。
- 目的:人気商品やサービスの枠を買い占めて、必要とする人に対して高額で再販売し、差額で利益を得ることが主な目的です。
- 手法:需要が高い商品や予約枠を大量に確保し、本来の価格よりも大幅に高い値段で転売します。羽田空港の駐車場予約枠を高額で転売している業者が典型例です。
必要な人の手に届かなくなり、代わりに困っている人から高いお金を取るやり方は、やっぱり違うと思います。
せっかくビジネスをするのであれば、誰かの役に立つような仕事が理想ですよね。
私は羽田空港に駐車場を借りる予定はありませんが、もし自分がこの状況に直面したらと思うと、本当に嫌な気持ちになります。
今後の対策は?
現在、羽田空港では予約システムの改修による転売防止対策が検討されています。
たとえば、予約時に登録した車両ナンバー以外は利用できないようにしたり、予約内容の変更回数を制限したりするなど、システム面での抜け穴をふさぐ取り組みが進められているそうです。
今年の大型連休では多くの人が「予約がまったく取れない」と困っていましたが、次のお盆や夏の連休も控えています。
6月には利用規約に転売禁止が盛り込まれ、転売が確認された場合は登録者の利用停止、またシステム改修により予約内容の変更回数制限や、登録した車両ナンバー以外は利用できない仕組みが導入される予定だそうです。
とはいえ、こうした対策も「いたちごっこ」になってしまうのではないかと感じます。
必要な人が安心して利用できるよう、早めに対策が実施されることを願っています。

お読みいただき、ありがとうございました。
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